ナツメブログ

田舎暮らしをより楽しむ主婦のブログ

2021年6月5日
から admin
0件のコメント

芽が出たジャガイモ捨てないで!袋栽培してみたよ

今日は、芽が出た1個のジャガイモが運んでくれた3カ月間のドラマのお話をしようと思います。

 

お料理をしようとジャガイモを取り出してみたら、芽が出ていた・・・皆さんはそんな経験はありませんか?

どこで読んだのだったか忘れてしまいましたが、それについての面白い記事がありました。それは「ジャガイモの芽が出たことがありますか?」というアンケート調査の結果でした。

しょっちゅうある    30%

たまにある       59%

いかがですか?約9割の方が、芽出しの経験があるとのことでした。

 

 

たいていの主婦が経験済みなんだ・・・と苦笑していた私ですが、この春、私もめでたくその仲間入り。ポテトサラダを作ろうとジャガイモを取り出してみたら、新しく買った袋の下から転がりでたジャガイモ。芽は長く伸びて、その姿はまるで金平糖のようでしたね

芽が出たジャガイモは有毒。でも捨てるのもかわいそうだな・・・。なにかいい利用法はないかしら?と考えて、以前から関心のあった「袋栽培」で育ててみることにしました。

 

発見したのがちょうど3月初め。ジャガイモの植え付け時期にあたっていたことも幸いしました。芽の出たジャガイモが運んでくれたチャンス!こんなハプニングでもなかったら、私は袋栽培をすることなく終わっていたかもしれません。

さっそくJAで買っていた「花と野菜の土(20L・462円)を袋ごと利用して植えてみることにしました。

 

【準備すること】

1)水はけと通気性をよくするために、袋の底と横(高さ10cmくらいまで)に穴を開けておきます。培養土には肥料が入っているので、肥料はいりません。

2)袋の口を開け、増土用の土を1/3くらい、別の袋に取り出しておきます。

3)袋の口を、土から5cmくらいのところまで、クルクルと外側に折り返しておきます。

※透明な袋は、内側まで光があたってしまい、緑化する原因となるので使わないで下さい。

 

【3月8日】

中央に深さ10cmのくぼみを作り、ジャガイモを置き土をかける(増土用の土を使用)

 

【3月24日】

芽が10cm位になったので、成長のよい芽を1本残して、他の芽はかき取った(芽かきといいます)

折り返しておいた袋の口を少し戻して、残しておいた土の半分を入れ増土した

スポンサードリンク



 

 

 

【5月5日】

高さが35cmくらいになり、紫色のジャガイモの花が咲き始めた。折り返していた袋の口をもとに戻し、残りの土で2回目の増土をした。

 

【5月28日】

花が咲き、葉が黄色くなり始めた時が収穫のめやすだそうだが、強風で葉がグチャグチャになったので、せめてあと2週間ほどはおきたかったが早めに収穫。

 

 

収穫は10個。重さ約800g。1番大きいものが280g、2番手は170gだった。

 

 

【反省】

初めての袋栽培、成果はまずまずといったところでしょうか?ジャガイモは芽数が多いと小さいものがたくさんつきます。反対に少なくすると、大きいものが少しつきます。

今回は20Lの袋だったため、芽を1本にしたことが収穫が少なかった原因かも知れません。また栽培日数が10日ほどのびるとかなり大きくなるので、そのあたりも検討の余地ありですね。

そうそう、肝心のお味ですが、カレーに入れたところ、今までで一番美味しくできました!あとの材料は変わっていませんので、きっと頑張ってくれたジャガイモ君のおかげでしょう。ありがとう!

 

2021年5月29日
から admin
0件のコメント

こんなネギが欲しかった!名前も愉快な櫓(やぐら)ネギ

薬味は料理の引き立て役。食欲を増進させたり、風味を添えるだけのものと考えていましたが、「薬」の字が使われているだけあって、それぞれに効果効能があるようですね。

ネギ、大葉、みょうが、三つ葉、わさび・・・と、薬味といわれるものを思い浮かべてみたら、普段なにげなく、当たり前として使っているそれらがスーパースターに思えてくるから不思議です。

中でも一番よく利用されているのはネギではないかと思うのですが、ちょうど一年前、私は面白いネギと出会いました。

「所変われば品変わる」ということわざがありますが、まさにそのとおり!

 

皆さんは「櫓ネギ」というネギをご存知でしょうか?

ちょうど一年ほど前のこと、私は友人のKさんから「Sさん、面白いネギがあるよ。植えてみない?」と一握りのネギを株分けしてもらいました。

Sさんの話によれば、これはうどん処讃岐に住む友人から分けていただいたものとのことでした。うどんと言えば讃岐。そしてご友人が、薬味用として栽培されているのが、この櫓ネギとの説明でした。

 

 

普通のネギは、5月頃ネギの頭にネギ坊主ができて、それが種になります。ところが櫓ネギは、ネギ坊主の代わりに珠芽(しゅが)と呼ばれるものをつけ、そこからいきなり小ネギが伸びてくるというのです。おもしろい増え方ですよね。

そしてその珠芽は、指先で簡単にとれるので、それを取って土に植えると簡単に根づくというので、興味津々やって見ました。面白いし、種をとって蒔くというひと手間もいりません。

この珠芽の様子が「やぐら」に似ているところから「櫓ネギ」と呼ばれるようになったとのことです。他にもこの増え方や見た目がユニークなところから「灯台ネギ」「軽業ネギ」の名前もあるそうですよ。

 

 

増やし方は、この珠芽と呼ばれる小ネギを植えたり、親株を植え直してもいいようです。

親も子も、よく分けつ(株分かれ)するとのことですから、頼もしい限りですね。そして、夏には小ネギとして収穫して薬味に。親株は11月頃、鍋物などに利用することもできるとのことです。

 

私は昨年、10本ほどの株をおすそ分けしてもらいました。それは一年たった今年は20本くらいに増えていましたね。そしてそれぞれに珠芽がでて増えていくわけですから、まさにねずみ算的な増え方です。

 

 

しかも、種を蒔いたり苗を植え替える手間もいらない。プランター菜園を楽しんでいる方や、栽培面積の少ない家庭菜園にピッタリのネギだと思います。

もし手に入るようでしたら、ぜひこの櫓ネギを育ててみて下さい!

 


スポンサードリンク


2021年5月20日
から admin
0件のコメント

私の梅仕事~簡単おいしいラッキョウ酢漬け

梅雨入り宣言が出され、うっとうしい毎日が続いていますね。

ところで私は、以前からなぜ「梅雨」と書いて「つゆ」と読むのか不思議に思っていました。もしかしたら、ちょうどこの頃に梅がなるからかナァ-と、漠然と感じてはいたのですが・・・。

そしてやっと、その疑問を解くことができました。今は便利な時代です。ネットの検索で、いとも簡単に答えを見つけた時には「合点!合点!」でしたね。

 

『梅の実の成長には雨の存在が欠かせない。6月初旬にはまだ梅は硬くても、下旬には収穫を終えることがほとんど。そのため熟して潰れる時期にあることから「潰ゆ(つゆ)」それが「梅雨(つゆ)」になったという説があるとのことです』

 

 

梅と梅雨の関係がわかったところで、ひと安心。これで梅仕事に取りかかることができます。ヤレヤレです。(笑)

青くて硬い梅は梅酒や梅肉エキスに。少し黄色く色づいた梅は梅干しにと、若い頃の私は梅仕事をいろいろ楽しんだものですが、近年はもっぱら「梅のラッキョウ酢漬け」を作っています。

 

高齢者となった今は、若い頃には考えられなかった問題が出てきました。梅干しには塩分の問題、またアルコールに弱くなって梅酒が飲めなくなった・・・という体の事情に加えて、梅肉エキスを作るのは手間がかかりすぎるからです。そして、そんなタイミングで登場したのが、ラッキョウ酢漬けというわけです。

昔から日本人に愛されてきた梅。梅干しを食べ、梅酒や梅ジュースを飲んで、夏バテを乗り切ってきたという人の体験談はよく耳にするところですね。

 

かたや「酢」は世界最古の発酵調味料と言われているようです。ギリシャでは「医学の父」と呼ばれるヒポクラテスが、病み上がりの患者に酢を勧めていたとの記述があるそうですよ。

また15世紀~17世紀前半頃の大航海時代には、新鮮な野菜や果物の欠乏が原因の「壊血病」をを予防するために、お酢にに様々なスパイスや野菜を漬けることが盛んになったと言われているようです。

 

 

酢を毎日の生活に取り入れることは大切とわかっていながら、最近はあまり酢の物を作らなくなった・・・というのは、私だけではありません。周りの方々もそう思っておられるようです。

ウーン!こんなにラクに健康を手にする宝(酢)を持ちながら・・・日々の生活に活かさないのはもったいない!

しかも「梅」と「酢」の最強コンビ!「急げ!急げ!」と「goサイン」に背中を押されて、梅のラッキョウ酢漬けのファンになりました。

 

梅にラッキョウ酢を注ぐだけのカンタンレシピ。1ヶ月待てば、甘酸っぱくなった梅の実はお茶うけに。また梅酢ドリンクとして楽しむこともできます。私はサラダのドレッシングとして愛用しています。

 

 

《用意するもの》

梅      あるだけ

ラッキョウ酢 適量

ガラス製の保存容器

※ガラス製の保存容器は熱湯消毒すると割れるものがあります。その時はきれいに水洗いし、水気を完全に乾かした後、焼酎(35度)で拭いて殺菌してから使います。

 

《作り方》

1)青く硬い青梅は2~4時間程度水につけてあく抜きをする

2)ザルに広げて梅の水気を切り、自然に乾かす

3)梅に残った水気をキッチンペーパーで拭き取る

4)梅のなり口のホシ(軸)を竹串で取り除く

5ビンに梅を入れ、梅の実が少し見えるくらいにラッキョウ酢を注ぐ

※梅が空気に触れるのを防ぐために、3日間くらいは、軽くビンをゆする