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ブルドッグの「ボス」私が愛した最初で最後の犬

(ブルドッグ)
18世紀の英国で、雄牛(ブル)と犬を戦わせる牛いじめという見世物が流行し、牛に対抗できる犬として開発された犬の品種の一つ。

大辞泉には、頭部が大きく受け口の恐ろしい顔つきをしているが、性質はおとなしいと書かれています。

私は犬が苦手でした。というより怖かった!小3の時、犬に追っかけられた思い出が尾を引いていて、どんなにかわいい子犬をみても、抱き上げることができませんでした。

お昼休み。どこから入ってきたのか、私は犬を見て、逃げだしました。走れば犬は追っかけてくるということも知らないで、一生懸命走りました。

コの字形の小学校の廊下を端から端まで・・・。そしてようやく自分の教室に飛び込んだ時には、ホッとしました。

今考えてみたら、何も自分の教室まで走ることはなかったのにと思いますが、その時はもう真っ白で、なにも考えられなかったのでしょう。

そんな私が初対面で親しみを覚えた犬。それがブルドッグの「ボス」でした。

兄が飼っていた犬で、まだ立つことさえできない生まれたばかりの子犬。ミルクで育てていました。こんなチビちゃんに、兄はどんな思いを込めたのか「ボス」と名前を付けました。

ブルドッグのあのなんとも言えない表情が、私の恐怖心を解放してくれたのかも知れません。私はボスとすぐに仲良しになりました。よほど相性が良かったのでしょう。

ボスは用心深いというか、私が手のひらにのせて差し出した物でも、初めて目にする物は。なかなか口にしませんでした。

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ウロウロ歩きまわり、右から左から、クンクンと臭いを嗅いで、やっと口にするといった具合でした。これは身の安全を守るための本能だったのでしょうか?

そして、どこが気に入ったのか石の枕を使っていました。私が海岸から拾ってきていた3cmくらいの薄っぺらいまるい石です。

ボスは、牛と対抗できる犬として開発されたという割には、臆病者でした。それが発覚した時には、みんなで大笑いでした。

夏の夜のことでした。花火をするというので「ボス!」と声をかけ、みんなの輪の中へ。ボスは狛犬のようにデンと座って、頼もしい限りでした。

ところが、花火に火がついたとたん、ボスのお尻にも火がついたようです。鉄砲玉のような速さで家の中に飛び込んで、てこでも動きませんでした。

花火の音、火薬の臭い、あるいは煙に驚いたのでしょうか?子供達や孫と花火をするたびに、懐かしく思い出したものです。

ブルドッグ特有のあの顔、そしていかつい体。まさに威風堂々!毎日散歩をしていると、みなさん声をかけてきたものです。「あんた、すごい用心棒を連れているね。これでは誰も近寄れんね!」と。

私が結婚して数年たった時、暴走した車が犬小屋に突っ込むという事故がありました。それがもとでボスは亡くなりました。今は墓地の片隅で私を待っていてくれます。

ボス、楽しい思い出をたくさんありがとう!


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