ナツメブログ

田舎暮らしをより楽しむ主婦のブログ

進化についていけない・・・ちょっと悲しくて愉快な話

全国の下水道普及率は平成29年度末で78、8%だそうです。東京・札幌・京都など大都市は100%に近い数字でしたが、地方はまだまだ・・・です。そして私の住む田舎町もまだまだ・・・のレベルです。

孫が生まれた時に、和式トイレから洋式トイレにリフォームする事を考えました。それで早くから申請を繰り返していたのですが、肝心の下水道はなかなかつきませんでした。

「予算の関係で・・・」と担当者に言われると、あまり強くも言えません。じっとガマンの子で待っていましたね。そして、カタツムリのようにゆっくりと坂道を登ってきた工事。昨年やっと実現となりました。

近所の方々と深く深く掘られた穴を覗き込みながら、下水道工事って、思った以上に大変なものだと思いました。お金がかかることも十分理解できました。

念願叶ってのリフォームにやれやれと安堵。嬉しかったのですが、「僕んちウォシュレットだよ!」と言っていた孫はいつの間にか中学生になっていました。

 

「やっとできたね。良かったね」とご近所のHさん(80歳)がやってきました。そして急に笑い出しました。思い出し笑いとのことでしたが、聞いた私も笑ってしまいました。二人で腹を抱えて笑いながらの会話・・・まあ聞いて下さい。

何十年も前のこと、彼女はご主人と二人で旅行。これはホテルについた時の珍体験です。

部屋に通されトイレに行ったら、今まで見たこともないスタイルの便器(洋式トイレ)。「お父さん、これどうやって用を足すの?」「さあ、どうすればいいんかね?」しばらくこんな会話を続けた二人の結論は・・・?

涙が出るほど笑いながら「便器の両サイドに足を乗せて用を足したのよ!今考えるとアホみたいだけど、その時は本当に頭まっ白。困った・・・困った・・・の答えがそれだったのよ」でした。

「でも足元不安定じゃなかった?怖くなかった?」「ウン、今考えたら冷や汗ものだわ!」

 

ちょっと気になってネットで調べてみたら、洋式トイレは第二次世界大戦後のもの。日本で下水道が各地に広がり始めたのは30年ほど前のことだそうですから、まだ歴史は浅いのですね。

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世界の下水道普及率をみたら、イギリスが一番普及していて、ほとんど全ての人がその恩恵にあずかっているとのことです。でもこれは150年以上の年月をかけているとのことですから「ローマは一日にしてならず」ということを強く感じてしまいました。

 

我が家のトイレが和式だったのは、主人のたっての希望でした。「トイレだけは自分の希望で」ということで和式に決定。

その当時でも、高齢者の方々はしゃがむスタイルの和式を嫌って洋式にリフォームする人が増えていたのですが、ずっと慣れ親しんできた和式に愛着があったのかも知れませんね。

まあ和式は足の筋肉を鍛えることができるとか、ことに高齢の女性は尿漏れ予防になるから(事実かどうかはわかりません)とか言う人もいましたが、やはりラクなのは洋式トイレですね。トシをとってきたら、嫌でも実感するようになります。

 

そのことで思い出すことがあります。あれは10年ほど前、私がスーパーに勤めていた時のことです。

トイレに行くと、なんだか女子トイレが騒がしい。見るとコワそうなおばさんが大声で怒鳴っていました。叱られて小さくなっている小柄なおじいさん。何か言いかけようとするのですが、コワそうなおばさんは聞く耳を持たぬようでした。

「私はここの従業員です。どうされたのですか?」とお話を伺ってみました。

話を聞けばごもっとも。おじいさんの話は身につまされるものでした。「今、妻がトイレにいるけれど、体が不自由で私が世話をしてやらなければなりませんので・・・。申し訳ないとは思ったのですが、合図があるまで待たせて下さい・・・。」と小さくなっていました。

居合わせた皆さんにお断りして、合図があったら私がお知らせすることにして、おじいさんには外で待っていただくことにしました。これにて一件落着です!

一生お世話にならなければいけないトイレ。体の変化とともに考えられない問題が顔を出すようです。でもトシをとれば誰の身にも起こること。お互い様で仲良く助け合って過ごしたいものですね。


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