朝晩冷え込み始めると、冬支度に忙しくなります。扇風機をしまい、ストーブを出す。衣替えをする・・・と、しなければならないことは山積みです。
でも、私の一番の冬支度は体調管理。はた目には「お元気そうで・・・」と思われいるようですが、そうではありません。命を失いかけたほどの長く、しつこい冷えと付き合うには、日々の努力が不可欠となります。特にこの季節は切り替えが大切なように思いますね。
こんな季節に役立つのが、ショウガの黒砂糖漬けです。石原結實先生は、早くから“ショウガ紅茶”を勧めておられますが、著書『医者いらずの食べ物事典』の中で、ショウガのことを、稲作と共に渡来した「万病の妙薬」と紹介しておられます。
ショウガは漢方薬の70%に使われているとのことです。それだけショウガのパワーがすごいのだろうと、改めてその効果効能に目を見張りますね。
●血管を拡張して血圧を下げる
●血栓をとかす、脳の血流をよくしてうつ病に効く
●発汗・解熱作用を示す
●食中毒をはじめばい菌を殺す
●白血球の力を増して、免疫力をあげる
などのすばらしい効果効能があるとのことです。ただし、『食べて治す医学大事典』には、刺激性が強いため、痔の人や充血性の眼病の人、おできのできやすい人は多食を控えるようにと書いてありました。
それでは、ショウガの黒砂糖漬けの作り方をお知らせしたいと思います。
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《材料》
ショウガ 150g
黒砂糖(粉) 50g
シナモン(粉) 少々
黒コショウ(粗挽き) 少々
酢 大さじ1
《作り方》
1)ショウガは薄切りにして水にさらし、ザルにあげる。鍋に湯を沸かしてサッとゆで、ザルにあげて水けを切る。
2)ポリ袋に黒砂糖・シナモン・黒コショウ・酢を入れ、水けをきったショウガを加える。
3)袋の上からよくもんで混ぜ、口を結ぶ。冷蔵庫に30分以上おいて味をなじませる。
お茶うけに。また飲み物に入れてショウガ紅茶・ショウガココアにしてもおいしくいただくことができます。体がポカポカしてきます。
それと、黒砂糖にもリラックス効果があるようですね。白砂糖を使ったお菓子を食べ過ぎると、その消化吸収にビタミンやカルシウムを多量に必要とするため、これらが不足し、イライラや精神不安を引き起こすそうです。
それに対して黒砂糖にはミネラル・カルシウムがたっぷり含まれているそうです。脳や神経の興奮を鎮め、リラックスさせる作用があるとのこと。
体が元気になれば、心も元気になりますね!先人が発見したすばらしいショウガのパワーを見直し、上手に日々のくらしの中に取り入れていきたいと思います。
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