赤はエネルギーを感じさせるアクティブな色。他のどの色よりも強い刺激があって、元気を与えてくれる色だと言います。気持ちを前向きにさせてくれる色なのですね。
今年、私は紅オクラ・ベニーをたくさん植えました。昨年植えてみたら、その色や立ち姿に惹かれたことが一番の理由ですね。
昨年は仲間全員がゆったりと間隔をあけて植えていました。普通のオクラのイメージだったのです。でも育ててみると普通のオクラよりもほっそりしているので、今年は少し間隔を狭めて植えることにしました。
またネットでやまむフアームさんのオクラの栽培を検索したら、ちょっと面白いことが書いてあったので、それも試してみることにしました。それは一カ所にタネを4粒以上まいて、そのまま間引かずに育てるという方法です。
そうすることで樹勢が弱まって生育が遅くなり、草丈も小ぶり、さやの成長もゆっくりになるため、やわらかいまま収穫できる時間が長くなるというものでした。
こうして4本で育てると樹勢が弱くなるため、一株あたりの収穫量は減るが、本数が多いのでトータルでの収量は上がると書かれていました。
“収量が上がる”という言葉に私の脳は即座に反応しましたね。(笑)さっそく仲間たちにも知らせて、今年は1本のものと4本のものを作り比べてみようということになりました。苗が順調に育たなくて4粒まいても2本、3本になってしまった株もありますが、欲とみちづれというのはパワーが違いますね。それがたくさん植えることになった本当の理由かも知れません。
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猛暑の中で、成長の悪かった野菜もありますが、紅オクラ・ベニーばかりは、あれよあれよという間にノッポさんになりました。昨年の最高が2m60cmでしたが、今年はそれをさらに越えて、すべてが2m85cmを越えてしまいました。
オクラは節ごとに花を咲かせます。オクラを収穫する時には一本収穫するたびに“摘葉”といって一節下の葉をハサミで切りとっていきます。こうして摘葉すると、実がつきやすくなり、風通しもよくなって病害虫の予防になるそうなのですね。
さて、60cm間隔にズラリと整列した紅オクラ・ベニー。かなりの高さまでは摘葉していますが、収穫のためにその下に立つと1mを越える紫紅色の茎と葉脈が頭上に広がっています。しかもヤツデを想わせる大きな葉っぱです。
脚立を持って歩くわけにはいきませんから、上を見上げ、手を伸ばして弓なりに引っ張って収穫していきます。猛暑のせいかひところほどの収穫はなくなりましたが、紅オクラ・ベニーの下に立っているとなぜか元気がでてきます。
やはりこれは茎も葉脈も紫紅色という色のせいではないかしら?と最近は思うようになりました。花の色が紅というのはよくありますが、茎や葉脈まで紅という植物はあまり見かけることはありません。野菜の栄養とはまた違った働きで、元気をもらっているような気がします。
まるで異次元世界に来たみたいね・・・。毎朝そう思いながら深呼吸。元気をもらって朝のスタートを切っている私です。
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