若い頃著名人の健康法の本を読んだことがあります。お名前は忘れましたが、「毎日足の裏を木槌で叩きなさい」というお母さんの教えを実践。病気知らずで生きてきたというお話でした。
まあ、何でも興味津々。目や耳に入ったものはやってみなければ気が済まないという私の性格。木槌で足の裏を叩きはじめてもう20年くらいになります。
足の裏には全身のいろんな部位とつながるツボがたくさんあって、そのツボを叩いて刺激することで、歩くのと同じ効果が得られるそうです。全身の血流が改善されるということですね。
1日活動することで、血液や老廃物は下へ下へとたまります。特に足裏に集中するそうです。そのたまった血液を心臓へ戻すお手伝いをするのが足裏たたき。あまり強く叩き過ぎない、痛みを感じない程度の強さでポンポンと叩くのが効果があるそうです。
それを続けているうちに、骨粗しょう症予防には足のかかとを叩くとよいとの情報が入りました。母が晩年これで寝たきりになりましたので、娘の私も気をつけた方がよいと思って始めました。
理由はよくわからないけれど、いいと言われるものはやってみようと、足裏たたきに加えて、ここ数ヶ月かかとのコツコツ叩きを続けてきました。
そして、ついにその理由がわかりました。自然食ニュース主幹・仙石紘二さんの「骨の形成のメカニズムとかかとたたきのすすめ」でガッテン!となりました。
それによれば骨は5~7年くらいかかって全部が入れ替わるとのことです。破骨細胞と骨芽細胞の二つが関わっているそうです。
破骨細胞は24時間体制で働いていて、骨の中からカルシウムやマグネシウムを外へ放り出す。骨芽細胞は血液の中から、その放り出されたカルシウムやマグネシウムをドンドン拾って骨につけていくのだそうです。“捨てる神あれば拾う神あり”と書かれていましたが、人の体って、うまくできているものなのですね!
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骨粗しょう症はこの二つのバランスが崩れた時におこるのだと理解することができました。単純にカルシウムをとればいいというものではなかったのですね。
骨を叩くとその圧力でたたかれた骨の中に電流が生まれる。(これは火打ち石をたたくと火花がでるのと同じ原理だそうです。)
この電気は電流となって全身の骨に伝わるそうです。発見者はイタリア人の「ピエゾ」という方で、「ピエゾ電流」と呼ばれ、広辞苑にものっているそうです。
骨の一カ所を強く叩くと全身の骨の骨芽細胞に電気ショックを与え、活性化させるとのことです。そしてこの打撃の刺激によって、血液中のカルシウム・マグネシウムをどんどん骨の中に取り込むことが可能になるそうです。
やり方は木槌でかかとを後ろから直角に叩く。片足50~100回毎日叩く。大切なことは骨にコツコツといった響きを与えることだそうです。痛くなるほど強く叩いてはいけないそうです。
木槌は100円ショップで販売しています。100円で、わずかの時間を利用して、血流アップと骨粗しょう症予防ー女性にとっては嬉しいニュースですね!
「ふつうの人なら死んでいます」と言われるほどに血流が悪かった私が、何とか67歳まで生きることができたのは、足裏たたきのおかげだったかも・・・と思います。
先日血管年齢を調べていただく機会がありました。検査の時に担当の方が何回も測定しなおしていましたので???と思っていたら、それはあまりにも年齢が高すぎたせいだったとわかりました。
先生が言いにくそうに「実は・・・78歳でしたが、つまりはありません。○がついています」と教えて下さいました。
体内年齢52歳とのギャップには驚きでしたが、こうして野菜作りやブログを楽しむことができるのも、一本の木槌のおかげかも知れません。これからも継続して、健康寿命を伸ばしたいと思います。
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