台所に置いていた小さなケースが倒れた時に、コロリと転げ出たものがあります。“鉄玉子”でした。万歳!
春に家のリフォームをした時に、さて鉄玉子をどこにしまおうか?と考えました。あまり片づけすぎると、どこにしまったのか忘れてしまう可能性大。
そこで、ここならすぐに取り出せるし、絶対忘れないだろうと目を付けたのが、ハサミやカッターを入れた小さなケースだったのです。その時は名案だと思ったのですが、迷案?だったようです。バタバタしているうちに、しまった場所がわからなくなっていました。
ここで鉄玉子のことをお話しておきますね。鉄玉子というのは、南部鉄でできた玉子のような形をした鉄器です。
やかんに入れてお湯を沸かすだけで鉄分を補給することができると教えていただいて使い始めました。また黒豆を煮る時にも便利です。
私は以前は鉄玉子をそれらの用途に使っていましたが、ぬか漬けのナスの色がきれいに出て、美味しく漬かると聞いてからは、ずっとぬか床に入れています。
毎日暑くなってきて菜園のキュウリもたくさん採れるようになりました。そして例年に遅れること1ヶ月、やっとナスが採れるようになったので、鉄玉子はどこに置いたっけ・・・とずっと探していたのです。
でもまあ、こうしてコロリンと転がりでてくれて幸せです。一個千円で買ったので、ちょっともったいないかなと思って、探し続けていたもので・・・。
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若い頃は鉄釘を使っていたのですが、いつの間にか錆びた釘を見かけることがなくなりました。鉄釘は時代にあわなくなって、違う原料で作られるようになったのだろうと勝手に思いこんで、その時から鉄玉子に替えたのでした。
どうして鉄でできているはずの釘が錆びなくなったのか?疑問に思っていたのですが、「プレバト」を見て、やっと謎が解けました。門外不出の松屋旅館のぬか床の作り方公開で、わかりました。
最近の釘はコーティングされていて、鉄以外の不純物が入っているとのことでした。これだと釘の周りが黒くなってしまうと聞いて、私は早くに鉄玉子に替えていて良かった!と安堵したことです。
余談ですが、ぬか漬けは発酵食品。それには生きた乳酸菌がたっぷり含まれているそうです。しかもぬか漬けの乳酸菌は植物性乳酸菌。
この植物性乳酸菌は胃酸にも耐えて、生きたまま腸内に着きやすいのだそうです。腸内環境を整えるというすごい力を持っているとのことです。
免疫細胞の力を活性化できる食物をとっているかどうかが、免疫力を左右するそうですから、これからのシーズン夏バテを防ぐためにも、しっかりぬか漬けを食べたいものです。
ぬか漬けを食べて免疫力を高めてもらった上に、鉄玉子からの鉄分補給があれば、特に貧血気味の女性にとっては強い味方となりそうですね!
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