孫は上海生まれの上海育ち。たしか小2の時だったと思いますが、夏休みに帰国していた時の話です。
長い休み、どんな過ごし方がよいのか・・・と考えていましたが、案ずるより産むが易しとか、草取りのお手伝いが大好きでした。
「おじいちゃんも草取りしたら!こんなに楽しいのに、おじいちゃんはどうして草取りしないのかな?」と小さな疑問を発信しながら楽しんでいました。
小さな手にハサミを持って、40cmくらいもある大長ナスや、ミニトマト、キュウリの収穫なども手伝ってくれました。
また、ホースを使っての水やりも大好きでした。日光の具合と立つ位置で、時には虹を見ることもありました。
「上海の友達にもこんな楽しいことをさせてあげたい!」といいながら、水やりに夢中の子でした。そして日本人学校では、オクラや二十日大根を栽培していたことも話してくれました。
そんな野菜のお世話大好きの孫でしたが、食べるほうはちょっと・・・。苦手なものがたくさんあったようです。
まずピーマン、子供のキライな野菜の代表のように言われるピーマンですが、これは自分でピザトーストを作ることで大好きになりました。
玉ねぎ、ピーマン、ミニトマト、エビやベーコンなど、好みのものを自分でトッピングしたことが楽しかったのでしょう。それにチーズはピーマンを変身させてくれますからね。
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孫は少しずつ野菜に興味を持ち始めたようでした。そんなある日の質問が「おばあちゃん、世界最強の野菜はナーンダ?」でした。
「それはね、クレソンよ!」と私は優等生の答えをすることができました。
ヒミツはネットにありました。実は10年以上も栽培しているクレソンのことがなぜか気になって、前日にネットで調べたばかりだったのです。
『今日何を食べる?(2015年8月)』で、クレソンのことを詳しく知ったばかりでした。なんとタイミングのよいことでしょう!
アメリカの大学の研究者が昨年作成した「栄養価の高い果物と野菜トップ41」リストで、堂々と一位に輝いたのが「クレソン」だったと書いていました。
その世界最強の野菜は我が家の庭にたくさん育っていました。「これが世界最強のクレソンよ」というと、目をキラキラさせて「食べてみようか・・・」ということに。
まあ、クレソンには独特のピリッとした辛みがありますからね、ちょっと手ごわかったのでしょうか。一本で、「もういいよ」となりました。
でも、野菜嫌いだった子が、世界最強の野菜を知りたい!と思い、さらに食べてみよう!と一歩踏み出したことは、大きな進歩と受け止めました。
ギリシャでは遠い昔から「クレソンを食べて知恵を得よ」との言い伝えがあるとも書かれていました。クレソンは自宅でも簡単に栽培することができます。挑戦してみて下さいね!
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