ナツメブログ

田舎暮らしをより楽しむ主婦のブログ

畑のイタズラっ子モグラのメリット・デメリット、共存の道模索中

飲む血液と言われるほどミネラルが豊富、また脱塩効果があって高血圧の予防にイギリスで大注目。

そんなキャッチフレーズに惹かれて、今年は仲良しおばさん3人組が、テーブルビート栽培に初挑戦しました。

発芽に少し時間はかかったものの、順調に生育。根が3cmくらいになりました。6cm頃が食べ頃というので、あと少しととても楽しみにしていました。

ところが、ある朝畑に行ってみると、モグラの大行進のあと。モコモコと盛り上がった土の上には少ししおれかけたビートが・・・。30本あったビートの半分はアウトでした!

これは何としても元凶のモグラを退治しなければ根こそぎやられてしまうと、大慌てで対策に乗り出すことにしました。

 

※Youtubeでモグラの動画があったのでリンクを貼らせて頂いています。

 

鉄パイプを叩くと追い払うことができると聞いたので、まずは二刀流・カンカン作戦を始めました。しばらくそれを続けていたら、近所のAさんから「何をしているんですか?」と聞かれました。

モグラと鉄パイプの話をしたら、工場にいらない鉄パイプがあるからと、二つ返事で引き受けて下さいました。10本もあれば大丈夫ですか?と。

さあ、これで一件落着といけば良かったのですが、Aさんが農業をやっている同僚に聞いて下さったところ、いろいろなグッズはまったく役に立たないとのこと。一番の解決方法は、捕獲することだと教えられたそうです。

それで、スマホを見ながら「両面入口タイプの捕獲器」を作ってみましたと、プレゼントしてくださいました。お昼休みをふいにしての力作。ありがたいことです。

 

▲Aさんからプレゼントして頂いた両面入り口タイプの捕獲器

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ヨシヨシ、これで安心して眠れるわ。モグラ君、待ってなさいよ!と意気込んだ時に、なぜか図書館で見つけた1冊の本。

「モグラ、おもしろ生態と賢い防ぎ方」という農文協から発行されている本でした。

それによれば、モグラは古くから人類と共存してきた住民。イタズラもするが、害虫を食べたり、土を耕したりと、よいことのほうが多いと書いてありました。

もしモグラがいなくなったら、ネキリムシやヨトウムシといった悪玉が一挙に勢力を持つこともあると書かれているではありませんか!

そういえば・・・と仲間と話したことです。今まではネキリムシの被害がひどかったよね。レタスとかサラダ菜とか、ずいぶんやられて泣いたよね。それにヨトウムシも全然見かけなくなったよね~。

その話をしたら近所のおばさんが言いました。「モグラは可愛いよ。土の中に住んでいるのに毛はツヤツヤ。大きなスコップのようなすごい手だけどね」と。

植え穴には有機物を入れない。敷ワラもしない。また、定植時の植え傷みを減らし、苗すくみの期間をなくして、モグラのトンネルくらいものともしない根をはらせることで、かなり被害を防ぐことができると書いてありました。

小さな畑では、深い溝を掘って、松葉や杉葉で土中に青葉の壁を作るのも有効とのこと。

被害だけみてアタマにくるのではなく、共存の道を考えるべきか・・・と模索中の私です。


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